ホットシャワーなど家庭用吸入器は、しっかりとのど・鼻を潤してくれ、不快な症状の緩和に役立ちますが、喘息や気管支炎には医師から処方された薬で治療を行う必要があります。
それらの吸入器とはどういうものでしょうか。
喘息(ぜんそく)とは
喘息は、その名のとおり、喘(あえ)ぎ、息(いき)をする病気です。
近年では、乳幼児期に喘息が発病する子どもが増加してきています。
乳児湿疹、アトピー性皮膚炎があるお子さまは風邪をひきやすくなり、呼吸がゼーゼーという呼吸になり、小児喘息と診断されるケースが多いようです。
ヒューヒュー、ゼーゼーという呼吸音が特徴で、特に夜中にひどく咳き込むことがあります。息苦しさを感じたり、とつらい症状が続きます。
こういった小児喘息を成人になってももちこす方も多いですし、成人になってから風邪をこじらせて突然発症するケースもあります。
喘息の治療に用いられる薬剤、アドエア
喘息や気管支炎の治療には、アドエアという薬剤がよく用いられます。
アドエアは、代表的なコントローラーである、フルタイド(吸入ステロイド)とセレベント(長気管作動型気管支拡張薬)という2つの薬剤を組み合わせた、「合剤」といわれるものです。
喘息などには、このアドエアを使用することで、これまでよりも吸入回数や薬の量が少なくてすみ、さらに効き目のある治療ができるようになりました。